Mr.パーフェクト
ジェインは毎週金曜の晩に同僚の女性三人とバーでおしゃべりすることを楽しみにしていた。
ある晩、彼女たちが話題にしたのは「完璧な男」の条件。
冗談半分でリストを作ったけれど、それがマスコミの手に渡って騒動になってしまう。
騒動の中、隣人との間に恋の予感を抱くジェインだったが、リストによってついに犠牲者が！？
とにかくめちゃくちゃ笑いました。
ジェインの不運っぷりと切れた時の言動がまず読んでいて楽しかった。
ジェインと隣人サムとのやり取りが大好きです。
皮肉を言いあったり喧嘩しながら信頼関係が育まれていくのが伝わってきて、ツボでした。
最初の方はロマンティック・サスペンスというより大人のラブコメという印象。
何気ない小さな出来事が大事になっていく過程がテンポよくて面白い。
ただ、あのリストがそこまで…という疑問は湧きました；（あの犯人が殺人に走ったというのは納得できるんですが、マスコミであそこまで騒がれたのがなぁ…）
後半はロマンスよりも事件の結末が気になって仕方ありませんでした。
4人に電話をかけてきている不審人物の正体は予想がつかないし、被害は増えていくしで…
犯人が明かされると、そういえばこの人物は妙に出番があったな、と思いました。でも、気付かなかった。
ジェインたち四人組が好きだったので辛い展開もありましたが、とにかく会話のテンポとユーモアのセンスが好み過ぎました。