火狩りの王<外伝> 野ノ日々


普通の火が使えなくなった日、厄除けの花嫁の村での扱い、揺るる火の誕生、本編登場人物のその後や本編前の出来事などなど火狩りの王本編では出てこなかったあの世界の様子が書かれた外伝。

火を使っただけで周囲の人間が燃え上がるようになった時は辺境の村でも影響あっただろうけど、トップが姫神から火狩りの王になっただけではあまり変化がなくて複雑。でも、神族がやってた行いがなくなるだけだから、そりゃすぐに影響ないよね。最後、明楽が代替わりする頃になってもそんなには変わってなかったけど少しづつ変化が見えてよかった。

姫神が亡くなって悲しむ村人がいたのはちょっと意外。神族が何をしていたか、結果としては火狩りたちが世界が焼き尽くされるのを防いだのも知らないのはある意味幸せなことだなぁと思った。かつて回収車で一緒だった灯子とほたるの再会を読めたのは嬉しい。

学校の話になって、今ごろあの世界では小説を書いたり読んだりする文化が消えてると気づいた。あの過酷な世界なら仕方ないか。娯楽自体あまりなさそう。とか、呑気に考えてたら、その小説、あの世界ではフィクションじゃなかった。勘違いされてるのか。

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Posted by tukitohondana

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