黒田如水

才幹とそのユニークな行動力で数々の危機を切り抜け三人の天下人に仕えた名参謀・黒田如水。
彼の劇的な生涯を「頭が良すぎて、災いする」という面などに焦点をあてて描いた小説。

「口は災いの元」というのを現したような人物として描かれているのが面白かったです。
頭の回転が速いゆえに余計な事を気にしたり、口に出してしまったり…おかげで上司との人間関係に悩むことになる官兵衛の姿が描かれています。
上司と部下という関係上だけでなく、人間関係全般についても考えさせられました。
内容紹介の見方によっては官兵衛を悪く書いていそうですが、優秀なのについ失言をしてしまい苦悩する官兵衛の姿は人間味があって魅力的でした。
あと、北条家についてなど、珍しい書かれ方をしていたように思います。(氏政さんについてなど)

た行

Posted by tukitohondana

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