ダークナイト
ダークナイト 特別版 [DVD]
ゴッサムシティーにジョーカーと名乗る素性不明の男が現れた。
一方ブルース（バットマン）は、ゴードン警部補と共に街に蔓延るマフィアを撲滅すべく行動を開始。
「光の騎士」として尊敬される正義漢の検事ハービー･デントもそれに加わり、ゴッサムを平和な街にすべく奮闘する。
そして、ブルースは、デントこそがゴッサムの次代のヒーローだと考え、バットマン引退を考え始める。
マフィアの資金源を断ち、一掃できるかに思えたが、追い詰められたマフィアはジョーカーの提案に乗り資金の半分と引き換えにバットマンの始末を依頼する。
しかし、ジョーカーの本当の狙いはバットマンの命ではなく、街に恐怖と混沌をもたらし高潔な人間を堕落させることだった。
バットマンとはどういう存在か？ 善悪とは？
その辺りを考えるのも楽しい映画でした。最高です。
特に会話というか台詞が、もうたまらなかった。
それぞれの信念を貫く様がまたいい。
最後にダークナイトとして生きていく決意をするブルースがかっこいいです。
終盤の彼には惚れざるを得ない。
レイチェルのことを考えると、ハービーの結末が悲しいですが…彼の変化も萌え的には嫌いじゃなかった。
映画全体だとアクションもかっこよくて見ていて飽きさせないけれど、これはとにかく心理戦が良かった。
ジョーカーによって翻弄される人々の様子とか、それを見てもなお自らの信念を貫き人を信じるバットマンとか。
犯罪こそが最高のジョークだと不敵に笑う男ジョーカーの仕掛けてくるゲームの展開と台詞は、どこから魅了されます。
彼の考え方や言動は、悪役としてはとっても好みでした。
恐ろしくもユーモラスがありどこか惹かれる悪役ジョーカー。
見事に演じたヒース・レジャーが亡くなったというのは残念でなりません。
ジョーカーの吹き替えが藤原啓治さんだと知り、二回目は吹き替えで。
声の好みとしては戦国ＢＡＳＡＲＡの松永さんの時みたいな低音が良いのですが、ジョーカーだとやっぱり少し高めがあいますね。
こちらも素敵な演じっぷりでした。