ラビリンス 魔王の迷宮

ラビリンス 魔王の迷宮 コレクターズ・エディション

空想好きな15歳の少女サラは、ある日、継母と実父が外出するために義弟のトビーの子守を頼まれた。
泣きやまないトビーに腹を立てたサラは、物語に登場する「お願い、今すぐこの子をどこかへ連れ去って」という一文を言ってしまう。
サラに興味を持っていたゴブリンの魔王ジャレスは、それを真に受けてトビーをさらってしまう。
弟を返して欲しいというサラに、ジャレスは迷宮を13時間以内に抜けて城に到着できたらトビーを返そうと告げた。
トビーを取り戻すためにサラが迷宮を冒険するという物語です。
登場するゴブリンたちは色々なタイプがいて、ユーモアのセンスが素敵です。面白い!
サラと仲間になったキャラクターたちの間に芽生える友情、サラ自身の成長なども見どころ。
サラとジャレス以外の登場人物はすべてマペットで、その見た目も動きも個性的で可愛いです。
魔王の命令とサラとの友情の間で苦悩するホグル、いじめられているところをサラに助けられ仲良くなった怪物のルード、サラたちの邪魔をしていたけれどルードに負けて仲間に加わったディデュモスなどがメインメンバー。
ディデュモスは犬っぽい見た目で普通に可愛いのですが、他の二人(二匹?)は性格と動きが可愛い。
最初登場した時は、まさかあそこまでホグルが活躍するとは思いませんでした。ルードには和まされ、ディデュモスは笑わせてくれます。
また、魔王ジャレスを演じているデヴィッド・ボウイがかっこよく、幻想的な舞踏会のシーンも必見。
サラの思考や魔王ジャレスの設定(サラに関する言動など)などは、少女漫画的かも。
ある意味異世界トリップっぽいので、そういうのが好きな方にもおすすめ。
ラストは完全にあっちの世界と切り離されて終わるのかと思ったら、まさかの展開!
空想の世界との上手な付き合い方を覚えて人は成長していく、ということを表しているんでしょうか?
完全に、そういう世界のことを忘れてしまったら大人になれるというものではないと思うんですよね。
そういう考察もあって、この終わり方は嬉しいです。
制作国:アメリカ
監督:ジム・ヘンソン
製作:エリック・ラトリー
製作総指揮:ジョージ・ルーカス
脚本:テリー・ジョーンズ
撮影:アレッス・トムソン
SFX:ジョージ・ギブス
特殊メイク:ウォリー・シュネイダーマン
音楽:トレヴァー・ジョーンズ
歌:デヴィッド・ボウイ
美術:ロジャー・ゲイン / マイケル・ホワイト / ピーター・ハウィット
編集:ジョン・グローヴァー
衣装(デザイン):エリス・フライト / ブライアン・フラウド
キャスト:
サラ:ジェニファー・コネリー
魔王ジャレス:デヴィッド・ボウイ

映画

Posted by tukitohondana

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