機動戦士ガンダム 0080 ポケットの中の戦争
以前から気にはなっていたものの、スパロボIMPACTで、バーニィが気になって、やっと見た。
全6話と短めなのでまとめ見し易い。
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機動戦士ガンダム 0080 ポケットの中の戦争 vol.1 矢立肇 富野喜幸 美樹本晴彦 バンダイビジュアル 1999-12-18 |
宇宙世紀0079。
ジオンのサイクロプス隊は、新型ガンダム・アレックスを狙い連邦軍北極基地を襲撃。
しかし、アレックスは破壊を免れ飛び立ってしまう。
新たに新米パイロットのバーナード・ワイズマン（バーニィ）を加えたサイクロプス隊は、アレックスが運び込まれたサイド6へ潜入する。
一方サイド6で暮らすアルは、モビルスーツに憧れを抱いく普通の少年だった。
ある日、MS戦を始めて目撃したアルは、撃墜されたザクを追いバーニィと出会い……
子供の視点からジオンと連邦の戦争を描くOVA作品。
ガンダムでは最初のOVAだっただけあってちょっと古いですが、とても良い作品です。
戦闘シーンなどは少し物足りないものの、ちょっとリアルな部分にある残酷さと優しさが心に残るところが好き。
民間人の少年達にとって戦争は現実味のないもので、すぐ隣にある日常と戦争のギャップが時にコメディちっくに時に残酷に描かれています。
実際戦争に関わったアルは、最後には友人たちより成長しているように感じました。
物語の結末は悲劇的ですが、それでもどこか優しいという部分がリアルかもしれません。
そして…スパロボではダークホースだった彼。
バーニィは、アニメではどうも強そうには見えないのですが…
ラスト辺りで、なぜバーニィがコマンドの奇襲と自爆、成長すると魂まで使えるのかが分かった気がします；
彼は、スパロボでもMS（特にザク）が好きだったり、シャア専用ザクに乗りたがったりする時に可愛いところを見せてくれますが、原作でも可愛い。
アルと戯れる彼は子供みたいで、二人が信頼関係を築いていく過程がいいですね。
気になっていたアルのお隣のお姉さん（クリス）との関係は進展しないまま、しかも互いに知らないうちに戦っているという悲劇っぷり。
スパロボプレイして二人を見てた頃は、元敵だとは知っていたものの、まさか原作でバーニィだと知らずにクリスが彼と戦っていたとは思いませんでした。
その分、スパロボ世界では幸せになってほしいものです。（このDVD見たあと、とりあえずバーニィは乗りたがっていたシャア専用ザクに乗せてみた）
出てくるモビルスーツで出番が多いのは、ザク、ケンプファー、ジム、ガンダムアレックスでしょうか。（赤いせいでゲルルグもちょっと目立ってた気もしますが）
それぞれ活躍するシーンがあり、中でもガンダムの異常な丈夫さというか強さが目立ちます。
パイロットがクリス（ガンダムのテストパイロットやってるぐらいなので優秀だったんだとは思いますが）で、いきなりの戦闘でアレですからね…
まぁ、この場合はクリスまで亡くなってたら辛すぎるので、アレックスが強くて良かったかなというのが正直な感想。
アレックスがなければ、サイクロプス隊（このメンバー結構好きだった）全滅もなかった、というのがまた悲しいですが、それを言ってたらきりがないですし。
戦争って結局「～がこんなことをしてなければ」「～がなければ」起きてないよ、というもんだと思いますので。