トワイライトIII

トワイライトIII 上 (ヴィレッジブックス)トワイライトIII 下 (ヴィレッジブックス)
エドワードとの愛を選び自らもヴァンパイアになろうと決意していたベラ。
しかし、人狼のジェイコブも未だベラを諦めず引きとめようとする。
二人の間で揺れ動くベラの心の行方は?
その頃、かつて恋人を殺された怨みを持つ赤毛の女吸血鬼ヴィクトリアがベラの命を狙っていた…
チャーリーが事情を知らないから仕方ないとはいえ、ベラとチャーリーの会話にイライラ。
チャーリーそう悪くない父親なんだけどな。可愛いところもあるし。
ただ、ベラとエドワードとジェイコブ関連ではもうちょっと放っておいて欲しい気もする。
いや、ベラを心配しているというのは読んでいて辛いぐらい伝わってくるんだけど、頭が固いというか偏った考えを押し付けてくる感じがちょっと苦手。
ジェイコブは言う事がストレートで気持ちいい反面きついな…感情を素直に表す所とかが可愛いとも思うけど。
エドワードと対照的だけど、二人とも互いへの敵意が凄まじくてハラハラしました。
二人の男性に取り合われて嫉妬されて…と考えればときめきはするけど、ベラは命を狙われていたり変化の時を待ちわびて不安定になってるし。
三人の内誰かが馬鹿なことをしてしまわないか心配。
ベラとジェイコブの組み合わせも読んでいて楽しいし和むし好きなんだけど、やっぱりベラとエドワードが一緒にいると安心するというか幸せな気持ちになります。
未来のクイル×クレア(+でも可)がどうなっているかが気になる…年の差カップル好きとしては。
エドワードとベラも年の差カップルだけど、幼い子供の時から出会っていた相手と成長してから恋人になるのってなんかロマンを感じるのです。
キラユーテ族の伝説を知ってあらためて彼らの中の吸血鬼のイメージについて実感。
そもそも読者である私はカレン一家がどんな存在でどんな考えを持っているか知っているからトワイライトの世界の吸血鬼のイメージがそう悪くないんだよね。
彼らの事を知らずにベラを襲った吸血鬼のことを読んでいたらもっと恐ろしい危険な種族だと認識してたと思う。
ベラのように吸血鬼と人狼の両方に友好的な感情があることで読んでいて辛いこともあるけど。
エドワードと永遠に生きる事を強く願いながらも、変化への心の準備ができないでいるベラ。
特殊な状況下におかれながらもこの点と時々出てくる劣等感はすごく共感できる。
変化してしまったら手に入れる物の代償として多くのものを諦め失わなければいけないんだもんな。
そりゃ悩むよね。
カレン一家はそれぞれ辛い過去を背負っていて、影がある部分も魅力的でいいな。
卒業式まできてもベラは不安定な心境のまま。
そして、カレン一家とキラユーテ族の関係に動きが!
望んでいた展開になってきて嬉しい。
まだ危険はさっていないのにわくわくしてきました。
このシリーズの男性キャラは好きだけどあまりときめかないなと思っていたのですが、3巻の戻ってきてからのエドワードいいなぁ。
過保護な所とか独占欲とかがたまりません。
そして、アリスが可愛すぎる!
アリスのベラに対する言動が好き。
テントで過ごした夜のエドワード、ジェイコブ、ベラの会話が楽しかった。
二人のベラへの想いも知ることができたしね。
愛を至上とするとか恋愛に生きるという感情は理解できないけど、それほど強く愛する人がいるというのには憧れる。
ベラのようなタイプのヒロイン好きだけどちょっと苦手に感じることもあるのは嫉妬しているからなのかも。

ま行

Posted by tukitohondana

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