シュガーアップル・フェアリーテイル 銀砂糖師と灰の狼
思ってたより強引に銀砂糖妖精育成進めるな。
でも、今まで奴隷扱いだった妖精を銀砂糖師に育てるのは難しいだろうから出だしにこれは仕方ないのかも。
キャットがヒューの挑発に乗りまくりでちょっと面白かった。そりゃ、前巻で行われたことが自分そっちのけなら銀砂糖師として面白くは無いよね。
今回のタイトルの狼は妖精商人ギルドのトップの事か。
妖精が奴隷という認識の世界なのに妖精商人は冷酷非道と他の商人に嫌われてるとかなんだかな…
罪悪感あるだけましと書かれてたけど、歪んでる気もする。
シャルとアン、相変わらずすれ違ってるな。
どちらも互いが一番だからこそなのかも。難しいね。
キースいい人なのは確かなんだけど、シャルを牽制する態度が苦手だったので、後で彼視点読んでちょっと反省した。思ってたより誠実ないい人だった。
シャルにも理由はあるんだけど、譲られるってのは嫌だよね。
ラファル・フェン・ラファル、どこかで生きてる気はしてたけどこうくるとは。
レジナルドがちょっと好みかもしれない。この手の悪役は良い。
彼の語る内容ももっともだしな…あの世界でも砂糖菓子に価値を感じない人達がいるのもいい。
ダウニング伯爵に対してもあの態度なのも良かった。
妖精エイミーとの話も。
ダウニング伯爵も国のために苛烈なことをしつつ、孫に甘い二面性がいい。
引退の決意までの流れは泣いてしまった。
ヒューがアン同様に砂糖菓子馬鹿だと分かってほっとした。この人も得体の知れないとこたまにあったからな；
それはそれで良かったけど、この志応援したい。アンたちと共に頑張って叶えて欲しい。
ついに現れたダイヤモンドの妖精。流石強そう。
ラファルとセットで出てくるときついな。
せっかく人と妖精の関係が変化する流れなのに彼らの存在が不安を煽る結末だった。