シュガーアップル・フェアリーテイル 銀砂糖師と黄の花冠

2023年10月8日


キースと工房を作るか悩んでるところにまさかの命令が。
いったい誰が何のために銀砂糖師を選び集めているのかわくわくする展開。
留守番ミスリル・リッド・ポットがその後どうしたかは予想通り。本当期待を裏切らないな;

シャルがアンの幸福を願いつつそれがゆっくりでいいと感じているのがいい。
この二人も分かりやすい両片思いで、一見クールに見えるシャルのそれのが重いっていうのがとても好き。
私もアンの幸せを願うならキースと工房開くのありなんだけど、単独でいて欲しい思いもある。応援してるのはシャルの方だし。

銀砂糖子爵にこんな秘密があったとは…
砂糖菓子を食べると寿命が延びるぐらい重要な存在なのに、妖精が砂糖菓子作らないのが疑問だったので今回のですっきりした。

人は自分に無いものを求めてしまいがちだからなぁ。アンは自分が妖精ならと考えてしまい、キースはアンの砂糖菓子への姿勢を自分にはないと感じている。
辛いね。
それを乗り越えていけるからこそ物語になるんだけど。

妖精の寿命の話は何度出てきても切ない。600年生きてるルルですら。
ルルの種族差や寿命の話は前から思ってたことなので共感した。
ラファル・フェン・ラファルの言葉に惑わされなくてもいいと思う。彼の言ってたことも分かるんだけど。

シャルの出生の秘密とリズが殺された訳が明らかに…焦った。また、人と妖精で争って欲しくない。しかも、ルルの寿命が尽きるかって時に。
でも、ついにシャルが妖精王を名乗るというながれはなんかいい。

アンによって編まれた銀砂糖の花冠綺麗なんだろうな。
間に合ってよかった!
この間はヒューの過去や王妃との関係、王妃マルグリットと銀砂糖妖精ルルの関係が好みだった。
不安もあるけどどんな銀砂糖妖精候補たちと出会えるのか楽しみに次巻へ。

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