涼宮ハルヒの消失

2023年6月2日

クリスマスを目前としたある日の朝、いるはずの人物が学校から姿を消した。
いなくなったのはあの涼宮ハルヒ。
しかも、彼女とSOS団の存在を覚えているのは校内でキョンだけで…
ハルヒシリーズ第4弾!
今までの異常な世界に対しては淡々と接し、やる気はないものの馴染んでいたキョン。
そんな彼が動揺し混乱するような事態が発生する。
普段は落ち着いて受身でいる彼が積極的かつ強引ともいえる手段によって事態を収拾しようとする様が興味深かった。
また、キョン以外のSOS団メンバーのあり得ない様子も読んでいて面白い。
照れる長門や普通にかっこいい古泉もいい。
しかし、同時にあの変なSOS団メンバーが好きだったのだと再確認する。
キョンがSOS団のメンバーと過ごす日々を楽しんでいたと自覚するシーンはなんだか感動してしまった。
終盤のキョンと長門の会話でキョン好きだと思った。
長門の台詞にも嬉しくなった。やっぱり長門も好きだ。
今回の事件は彼女の感情の成長と変化を表すという意味でも面白いものだったと思う。

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