夏のレプリカ REPLACEABLE SUMMER S&Mシリーズ


杜萌、本編に登場した時は帰郷後にまさかこんな目にあってるとは思わなかったな;
まぁ、真相はそれより悲惨だったわけだけど。

誘拐されてる人物が本人の家にいるという特殊さには興味を引かれる。
どこいいるのか分からない家族とどう過ごしているか不明の杜萌の兄も気になるし。
動機はお金目当てで珍しくない点も今回の犯行内容とギャップを感じて違和感がある。
そんな事件だったのでとても真相が気になった。

幻惑の死と使徒と同時進行だから萌絵たち出番ないのか~残念。と思ったこともあった後半まで;
ちゃっかりこちらの事件にも浮気していたのには恐れ入った。流石。
萌絵、長野県警にもお知り合いができてしまったなぁ。

あ、杜萌、萌絵が死にかけて犀川先生に助けてもらった話信じてなかったのか;
ちょっとショックだけど、まぁ仕方ないよね。物語の中でもなかなかない体験だろうし。
政治家絡みで萌絵の叔母佐々木睦子も登場。面白い人だよね。
萌絵と杜萌が友達なのを知らないゆえの会話や佐々木夫人と犀川先生の会話も楽しかった。思ってた以上に萌絵、叔母さんに似てる。

犀川先生のジョーク好きだなぁ。
いつもの意味なしジョークも好きだけど今回のチャオには吹き出した。

犬の話だけ記憶にあるのきっとショッキングだったからだな。再読なのを終盤で思い出した。我ながら遅すぎる。

杜萌の恋人については最初の方から触れらててて、なのに具体的にはまったく登場しなくてそこが不自然だった。
読者としては彼女の恋人は予想しにくい人物でやられたという感じ。
人の感情は理屈じゃないからこそなかなか誰も真相に辿り着けなかった。そんな事件だった。
亡くなっていると思っていた人物が一人生きてただけでも良かったのかな。
犯人たちには約束通り自ら出頭して欲しい。

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