プリンセス・ワンダラー 迷子の姫君と受難の求婚者

2010年4月28日

プリンセス・ワンダラー 迷子の姫君と受難の求婚者 (B’s‐LOG文庫) (ビーズログ文庫 あ 2-5)

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綾部いちい
エンターブレイン
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「頭がお花畑」と噂されるほどの天然なお嬢様・シャユティ。
彼女は父の部屋で見つけた手紙をお城に届けるためにこっそりと旅立った。
実はその手紙の内容は危険なものだったのだがシャユティはもちろんそんなことには気付かない。
シャユティの隠された能力を狙う没落貴族の青年、王子様と同じ名前の怪しい紳士、手紙を奪還すべく追跡する執事…
彼らを翻弄しながらマイペースに旅を続けるシャユティは無事王城へたどり着けるのか？

主人公のシャユティの言動が少々独特で好き嫌いが分かれると思います。
ただ、彼女視点はどちらかといえば和んで好感が持てました。
他のキャラの視点で話が進むシーンが多かったけれど、シャユティ視点で統一して読みたかった。（どうせなら一人称でも良かったかも）

実のところ主人公だけでなく他のキャラも天然じゃないのか？と思うことがしばしば…
執事の口調が意外でしたが、過去が明かされると納得。このキャラは結構好きです。
萌えはなかったけれどコメディとして楽しめました。