パーシー・ジャクソンとオリンポスの神々 盗まれた雷撃

パーシー・ジャクソンはアメリカの寄宿学校に通う12歳の少年。
いつも問題を起こしては転校を繰り返していた。
ある日突然、ギリシャ神話の神々の息子に一人であると告げられる。
予言の神が下した四つの信託をうけ、オリンポスの神ゼウスとポセイドンの戦争を止めるため、争いの原因となった盗まれたゼウス電撃(ライトニングボルト)を取り戻す旅に出ることに…
旅の同行者は友人のグローバーとアテナの娘アナベス。
さらわれた母親の運命と、まだ見ぬ父親への複雑な思いを抱えて旅するパーシーの冒険の結末は…
映画のCM観て以来きになっていた作品。実はまだそっちは観てないんですが、どうも小説と内容違うようですね;
とにかく小説の方は面白かったです。
まずパーシーの一人称がテンポよく読み易い。
もちろんまったく同じような状況になったことがあるわけではないのですが、彼の思考は共感し易く感情移入でき物語にはすぐ引き込まれました。
他のキャラクターたちも魅力的でストーリーも分かりやすく面白い。
疑問に思ってたことは話が進むと綺麗に片付いていくので気持ち良いです。
作者さんが推理小説作家だというのも関係あるのかな?
続編を読むのも楽しみです。
パーシー、アナベス、グローバーは本当にいいパーティー。
皮肉を言いあったりもめたりすることもあるけれど、それは仲が悪いというより本音を言い合える仲間だからこそという感じでいい。
パーシーの言動にはハラハラすることもあるけれど、彼の正直さが好きです。
悪者扱いのアレスとハデス、神話としては嫌いじゃないです。
この小説のアレスも結構好き。
神話でも善悪微妙ですしね…(どの神も長所と短所がある)
これの冥界…なんかいいなぁ。
カロン、ケルベロス、ハデスがなんだか可愛く思えました。
パーシーとポセイドンの会話には涙が出そうに…
こういう会話弱いんだよなぁ。

ら行

Posted by tukitohondana

inserted by FC2 system