パーシー・ジャクソンとオリンポスの神々〈4〉迷宮の戦い

あの予言の刻限まであと1年。
さまざまな想いが交差する中、ハーフ訓練所を守るためパーシーは迷宮へ足を踏み入れた。
世界を滅ぼそうとするルーク、ルークを想うアナベス、パーシーを恨むハデスの息子ニコ、ミストに惑わされない人間の少女レイチェル、そして復活を目前としたクロノス…
パーシーの運命とそれぞれの想いの行方は?
シリーズ第4弾。
再登場を期待していたレイチェルがあっさり出てきた。
あちこちで漂う諦めや絶望の空気。
物語がいよいよクライマックスに近づいてきたな。
1巻の頃から暗い雰囲気や悲劇臭はあったけど、今回も最初の方から嫌な予感がします。
その分、パーシーったいをもっと応援したくなりました。
ついに復活したあの神。
しかし、神に関してもいい出来事も一つあった。
あのキャラにはおめでとうと言いたい。
あの神との邂逅によって知らされたのは残酷な真実ではあったけれど、これであの種族はやっと前に進めるのかもしれない。
そうであって欲しい。
あの神が残したメッセージはさびしくもあたたかく未来への希望を託された気がした。
この作品の恋愛要素はほんのりぐらいだと思っていたのに、前に出てきてそこは微妙。
パーシー、アナベス、レイチェルの三角関係とかどうなるんだろ…
裏切り者ルークへのアナベスの感情もどういうものなのか分かり辛い。
できればかつて共に冒険した仲間に対する信頼とか親愛であって欲しいとは思ってる。
ミスターDがだんだん可愛く思えてきた。
パーシーたちもニコもまだ険しい試練が待っているだろうけど、最後まで応援したい。
最終巻を読むのが楽しみ!

ら行

Posted by tukitohondana

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