相棒season1

2023年3月9日


説明のない描写の解説が読めると思ってこの手の小説は読んでる。私が好きなのは杉下さんの方だけど、基本的に亀山さん視点で物語は語られるようで読みやすい。一般人が共感しやすいのは亀山さんの方だもんなぁ。

警察組織の据、警察の不祥事は相棒でよく描かれるけどseason1の時から健在。小野田さんは立場や立ち回りが好みの登場人物。特命係を評価していて協力してくれることもあるけど、良くも悪くも組織の上層部らしさもあるので杉下さんと対立することもあるのが良い。

落語家の話もそうだけど、たまにやむを得ず殺人を犯してしまった犯人に対して見せる温情が好き。逮捕や自首前にやり残したことをさせてあげる話。

正義は時に残酷だから降りてもいいと亀山さんに伝える杉下さんや、トカゲのしっぽについての二人の会話が良い。なんやかんやで既にいいコンビになってきてる感じが。

ボウガン殺人は犯人が印象的。前シリーズで捕まった浅倉が再登場するのも記憶に残ってる。殺しのカクテルも好きな話の1つ。身の保身よりもバーテンダーとしてお客様の要望に応えた犯人が好きだったな。

杉下右京の非凡な日常は催眠術が印象的だったけど、土田さんが殺された真相が悲しくていい。最後の灯りは始まり方が特殊で覚えてる。特命係の2人が浜辺でなぜか目を覚ますっていう。これも殺意を抱かれた理由部分は犯人の勘違いで取り返しがつかないことをしてしまったっていう虚しさが好きだった。

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