白昼堂々

長野 まゆみ
集英社
発売日:1997-09-26

1976年初冬。
華道の家元を継ぐ少年と、アメリカンフットボール部のエースが出会った。
彼らをめぐって揺れる人々の思いを描く長編。シリーズ第一作目。
主人公が同性愛者なので苦手な方は注意。
このシリーズでは主人公のおじさん千尋がかなり好き。
長野さんの作品らしく癖のある少年、青年キャラクターがいっぱいです。
最初に読んだのは十年ぐらい前。
雰囲気が好きだったのですが、内容は殆ど覚えていませんでした;
今は入れ替わりモノとか好きだけど、昔はどうでもなかったのかな…
凜一が消極的な分、周囲が強引で積極的に見えます。
従兄弟の省子はちょっとキツイなぁと思うところもあるけれど、凜一にはこれぐらいはっきり物を言える人物が近くにいるのがちょうどよいかも。
氷川さんも凜一とは対称的なところがりますし。
凜一と氷川さんは曖昧な関係とじれったさがいいです!
うーんでもやっぱり千尋さんが好きだ。

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