ひみつの陰陽師 ひとつ、秘め事だらけの宮廷絵巻
ひみつの陰陽師 ひとつ、秘め事だらけの宮廷絵巻 (コバルト文庫)
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藍川 竜樹
集英社 (2011-11-01)
売り上げランキング: 437,881
集英社 (2011-11-01)
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お家を存続させるため男装して陰陽師として出仕することになった少女・真澄。
先輩陰陽師・玲雅の技に魅せられて弟子入りを決意するが、玲雅は傲慢で人使いが荒かった。
後宮に現れる物の怪退治に挑んだ二人は、取り逃してしまい、物の怪を罠にかけるため真澄は女装(?)することになって…
昔少し読んだ覚えがあったのと平安男装モノ好きなので購入。
詳細は覚えていなかったけどコメディだったのね。
すっきりまとまっているので息抜きに読むのによさそう。
覗き魔のひどい趣味と軽さに苦笑。重くない妖の類がいてもいいよね。
赤面して真澄と玲雅のやり取りを見ている覗き魔は可愛いと思ってしまった。
なんか、オタクが妖怪化したらこういうのになりそう…待っていた新刊に未練があって妖怪化したオタクとか。
うちに主への想いをひめた蘇芳、人嫌いの玲雅、他人を信じることができない実光と訳ありの男キャラが満載だな。
メインの登場人物そんなに多くないのにこの割合…
真澄の姫姿に恋をしてしまった左近さんが気になります。
お硬い感じだったのでこの展開は余計にときめくというか申し訳ないけど面白い。
玲雅と実光の会話の内容や悪ノリ好きだわ。
真澄を間に挟んで寝る話は笑った。
爛王の真澄への態度が好みだ…なんかものたりなかったので嬉しい登場。
蘇芳は想像以上に気の毒な道をたどったけど、こういう従者は嫌いじゃないんだよね。
なので、今後もより美味しい設定持ちで出番あるのはありがたい。
真澄のお相手は玲雅なんだろうと思うけど、この主従の今後が楽しみ。