宰相閣下とパンダと私〈2〉

宰相閣下とパンダと私〈2〉 (レジーナブックス)
黒辺 あゆみ
アルファポリス
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異世界へ行き保護してくれた宰相閣下の小間使いとして生活しているアヤ。
彼女は異世界で日本のものを広めたり、仲の悪い騎士たちを仲良くさせるために運動会を開催したりと忙しい毎日を送っている。
そんなある日、アヤも惹かれていた宰相閣下が彼女にプロポーズしてきて!?

 
アヤが来たことによって変化があったのは食事事情だけじゃなかったのか。
選択バサミがないなんて…めっちゃ不便だろうなぁ。
作中でも不便だったって書いてるし、いつか誰かが類似品を考えたろうけど、アヤの知識と所持品はあちらの世界にいい変化をもたらしそうだ。
ただ、書類をまとめるのはクリップのがいいと思う。構造も複雑じゃないし、色々な形のものがあるし。

パンダのキャラ弁を食べるイクスはぜひ見てみたい。
「自虐は時に他人を貶め、己を自己中心的にさせる」か、耳に痛いなこれ。

運動会は嫌いだったけど、物語中のイベントとしては好き。
ファンタジー世界の運動会はカオスでいいなぁ。
なんでセシリアがイクスを好きなふりをしていたのかも納得。
家族の事情もあったのか。

パンダがアヤについてまわっていた理由はなんとなく予想していたものでした。(サーカディアのナビを思い出したりして)
しかし、中身があの人だったと考えるとなんかパンダに癒やされている皆の様子が一気にシュールに思えてくるな;

目の前で娘がプロポーズされた上に、娘はなんか勘違いしているという。
お父さん、イクスのこと嫌っていたのによく行動してくれたよな。嫌っていたのとはちょっと違うか。
今までの行動を振り返っても結構頑張っていたかも。
娘が結婚してからこっそりイクスに嫌がらせをしていたのには苦笑。
バカップル化しちゃってたもんなあの二人。気持ちは分からなくもない。

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