戦闘妖精雪風

今回のおすすめは、名作SF作品のOVA版。
サイトの方に感想などがあるので、ブログでは紹介はあっさりで、後半は先日見たOPERATION 5の感想メモです。

戦闘妖精雪風 OPERATION 1 戦闘妖精雪風 OPERATION 1
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全体的な映像やキャラクター絵、どちらも1→5になるにつれクオリティーが高くなっていきます。
…キャラクター絵とか、段々と美化されていっている気すらしました;
戦闘シーンは多少ムラがあるでしょうが、スピード感溢れるドッグファイトは一見の価値あり。
OVA版の紹介はこちら
小説の紹介はこちらの下の方
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私がこの作品を観ようと思ったのは、最初は単に資料としてでした。
SF作品を書くにあたってちょっと見てみようかな、という。
内容に関心が向いたのは雪風が「GOOD LOCK」とディスプレイに表示して零を放り出した時でした。
それ以来、私の愛情は雪風に一直線。未だに人間キャラを押しのけて、一番雪風が好きです。
ただ、シナリオと映像に本当に惹かれたのは、原作である小説を読んで再度Vol.1を見てから。
戦闘機に興味が湧いてきていたのと、OVA版のみだとやはり物語がいまいち理解できなかったためかと思います。


5は中盤まで、映像は確かにクオリティー高いんだけど、ストーリーは、ああ…またGONZOがやっちゃったかも(悪い意味で)orzと思ってましたが、最後まで観るとそう悪くなかったです。
ただ、もう原作とはまったく別物ですね;
原作よりちょっとハッピーエンド割合が高めかな。あちらは、助かる見込みはなさそうだったので…(あれはあれで好き)
長髪のジャックには驚きました。うそーだろ?;と。
顔が見てみたかった気もします。髪以外は変化なかったかもしれないけど。
「愛」に関しては、准将がそれらしきことを仄めかしたこと言ってますけど、もうちょい補足が欲しかった。
零たちが、雪風と零の関係について考える辺りは好きな部分でしたからね。
OVA版の一番重要視した部分が、戦闘機の戦闘と零とジャックの関係なら仕方なかった気もしますが;
最後までジャックは、零が関わると危ないぐらい取り乱してましたし…
声優の中田さんも言ってましたけど、最後までジャックは切なかったですね。零にとっては、雪風が最後まで一番だったわけですから。
ジャックと零の友情とか信頼関係も好きだから許せる範囲ですが、雪風と零の関係(コミュニケーションとか互いへの感情とか)の方を重要視する私としてはその辺が物足りない。
いやシーンとしては一杯あるんですけどね、雪風の言動はただ映像でのみ現されることが多いのでジャックほど目立たないんですよね。
これまた仕方ないんですけど…たぶん。
OVAは、よく分からなくても映像は楽しめます。
小説は、よく分からなくても感覚的に楽しめる。
ので、結論から言うと、純粋に楽しめるのは原作の小説ですかね。
全てを理解できなくても好きだな、良い作品だな、と純粋に思えるのが良作だと思うので、そういう意味では良作です。どちらも。
SFなので、どちらも万人向けとはいえないとですけど;
私の場合、小説を読んでからOVAを見ないとよく分からない部分があったので、どちらも一通り目を通した方が良いとは思います。
SF初心者の私がSFを好きになってきて思うのは、最初から小難しく考えないのがSF作品を楽しむコツなんじゃないかってことですね。
これはどういう意味なんだろう?どう解釈するか?とか考えるのは後でいいんです。
まずはキャラクターとかストーリーを雰囲気で把握して、好きだな、と感じたら分析もする。それが私の楽しみ方。
この方法は、興味はあるけどSFはちょっと、って方におすすめです。
設定が細かくてよく分からない、哲学的思考が入りすぎて難解…などの他ジャンルでも同じことが言えそうですね。

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