ケガレの乙女

2023年6月2日

人と魔物の間に生まれた者は「ケガレ」と呼ばれ、おそれ嫌われていた。
魔物の住む世界「無界」へ入る力を持っている「ケガレ」の少女マホソは、ハヤヒと共にひっそりと生きてきた。
しかし、宮都から来たという男シエンが現れ、ハヤヒは負傷し彼女の世界は一変してしまう。
マホソはハヤヒの仇を討つため宮都へ向かうが、彼女の前に現れたのは思いがけない素顔と復讐心を胸に秘めたシエンだった。

最初、ストーリー紹介と内容が合致しないのであれ?っと思ってしまいました。
単にプロローグ的な部分が紹介文になかったためですね;
世界観、登場人物等興味をひかれる部分は多々あるのですが、どうもストーリーに入り込み辛い。
初期に主人公への感情移入がし難い辺りは黄金の~と似ている気がするのですが…
とにかくは野卑がかつてどういう立場だったのか、帝神の真の狙いとは何か?
気になる部分があったので読み進めました。
王道なギャップ萌え要素と思いつつも、シエンが凄い甘党だったことに吹き出しつつ萌えてしまった。
話しだすと想像していたより面白い。ちょっとずれててクールなタイプでもないし。
感情がないような無表情で強い憎しみを抱き、淡々と冗談を言う。
結構好きなタイプ。
後半に入ってから、これ一冊で完結するのかな、と不安になった。
謎は綺麗に明かされていってすっきり。
なんとなく黄金の~と通じるところもある内容だったかも。
とか思っていたら、続きもの(シリーズもの)だったのか…
いや、好きな雰囲気なのでいいんですけども。

あ行

Posted by tukitohondana

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