聖鐘の乙女 飛べない夜鳴鳥と終焉の鐘


ああ、ついにエルシオン王子が王になっちゃうのか。エルシオン嫌いじゃないけど、サリアン王子の敵としては役不足感が否めないんだよね。炎の騎士の一族もサリアン王子の方を認めてるみたいだし。

ネイトがサリアンのためにお菓子作るようになった経緯が優しいものでほっこりした。ネイトのお菓子作りはランスリーさん直伝だったのか。

それにしても学院退学したんだなぁとアティーシャの級友やリキシスたちの様子読んでるとしみじみ思う。女の子だから聖鐘の使徒になれないの残念だなぁとか思いながら読んでた頃がもはや懐かしい。

恋心を自覚してからはアティーシャが攻めてた感じだけど、ネイトの本心も聞けてよかった。ただ、この世界の男たち皆なんか執着心が強いというか愛が重くない?;そういうキャラクター好きだけども。

ここに来てジェッツも本気を表明。からかったり冗談ぽく好意を伝えることはあっても、本心は秘めとくタイプかと思ってた。

避難してた館でも襲撃され、サリアン王子やヴィスワードの連絡が途絶え、アティーシャはジェッツと共に王宮へ向かおうと決意する。これは危険そうだけど面白くなってきた。王宮で演奏することになった一行に紛れてというのも楽しみ。

ラストはネイト絡みで嬉しいサプライズもあったし次巻に期待。

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