相棒 警視庁ふたりだけの特命係

2023年3月9日


特命係最初の出会いの話。ドラマを最初からシーズン7まで見た私でもすでに懐かしい。なぜ杉下右京が人材の墓場と呼ばれているのか、花の里の女将との過去も既にこの辺りで明かされている。

亀山さんとの出会いは彼が失態を犯した後だったので最初は塩対応。まったく違うタイプである彼を杉下さんがちょっとずつ評価していくのが伝わってきていい。そうこのコンビ、冷静な杉下さんの方がいざという時に無茶苦茶なことするんだよな。そこも好きなんだけど。

浅倉初登場もプレシーズンからだったか。亀山さんとまったく違うタイプだったけど、同級生で長い付き合いの人物だったので亀山さんも見てる方も衝撃の真相だったよな。友人が関わる事件だから亀山さんもイライラしてるし、読んでてハラハラする。真相が明かされた時にもう誰も殺さなくていいんだと涙する浅倉が印象深い。彼の罪は重いが彼が深い闇を抱えてたのも事実。その闇を友人にもまったく見せてなかったってことは抱え込んでたってことだもんな。

亀山さんが右京さんを名前で呼ぶようになったのここからだったのか。2話の最後に照れてるからって、亀山さんのマッチの塔を一緒に作ることになったのは笑う。微笑ましすぎる…

松本基弘さんによるあとがきにはドラマ相棒が生まれた経緯が書かれていてそちらも面白かった。

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