映画ドラえもん のび太と雲の王国

映画ドラえもん のび太と雲の王国 映画ドラえもん のび太と雲の王国
藤子・F・不二雄 大山のぶ代

ポニーキャニオン 2003-03-19
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天国の存在を信じるのび太は皆に馬鹿にされ、結局自分達で雲の上に王国を作ることにした。
ドラえもんの道具によって王国を築き、そこでの生活を満喫するのび太たち。
そんなある日、彼らは天上人たちの国へ迷いこんでしまい…
前半は雲の王国を見ているのが楽しく、後半はシリアスに展開し色々考えさせられる作品。
特にドラえもんが自らの危険を顧みず天上世界を救うために飛び出していくシーンは何度見ても感動します。
初めて見た時、私はまだ小学生。
ドラえもんの故障と天上人が地上人に対して行う「ノア計画」の内容には衝撃を受けた記憶があります。
これ、天上人が技術を地上に提供すれば環境問題なんとかなるんじゃないかな?
とか、考えてしまうのも、私が愚かな人間だからなんでしょうかね?
環境に優しい技術やエネルギーって、そもそも技術が進むからこそ生まれるものもあるんじゃないかと思うわけで、原始的な生活に戻しても解決しなさそうだな、とも思ったり。
もっとも…天上人がなぜそうしなかったのかというと、地上人にのしてきたことを見ていて、互いの間に友好的な関係が築けるはずがないと考えたから、というのがあるとは思いますが、少し考え方が上から見ている感じかなと思いました。
また、地上を洗い流しても、地上人が反省するとはかぎらない、と考えると…あまり意味がない気もします。(密猟者みたいな例もありますし…)
すっきりしない部分があるものの、ドラえもんの映画としては1,2を争うぐらい好きな作品。
夢を与えてくれつつ、思いテーマを扱っていて訴えかけてくるものがあるからなのかも。

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