新白雪姫伝説プリーティア(11話~最終回)

Gyaoで見れるプリーティアもついに完結。
13話と少なめの話数ながら、シリアスとコメディのバランスが良いアニメ。
少女変身モノなので戦闘と恋はもちろん素敵だけど、同時にそれぞれのキャラの心の戦いと様々な愛情が描かれていて心に残るものがある。

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佐藤順一 成瀬かおり 吉田小百合

ジェネオン エンタテインメント 2001-12-21
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恋愛部分は地味に泥沼状態?
真綿→細→災妃→颯→←姫乃
どろどろした物語でもそうないよな、これだけの一方通行;颯と姫乃だけは両思いだけど。
魔幼虫に襲われて逃げるシーンでも、繭根と田中だけはコメディしていることに笑った。凄いな…ある意味。
なんやかんか言っていても、あの姫乃ホイホイを考案する繭根は可愛いと思った。(馬鹿だけど)
元々あの親子は、漫画版ほど嫌な感じじゃなかったけど、エンディングに向けて家族の問題も解決の方向へ。
一番根深い問題は、真綿。
良い子だからこそ内面に闇が生まれてしまった、という典型的なタイプなんだよね。
誰も悪くない、と姫乃もアニメ中で言ってますが現実でもそうなんじゃないかな。
物語での悪と違って現実で悲しいこと辛いことを生み出すのは必ずしも悪者じゃない。
人はたとえ善意も悪意もない言動によっても、他者を幸せにしたり不幸にしたりできるものだから。
真綿に戻ってきてもらうためにがんばる家族の姿にまず感動。プリーティアとしても人としても成長した姫乃も良いですねぇ。
貴子の颯への想いは恋で、細に芽生えたのは愛だったんだろうな、と思います。
恋は見返りを求めるもの、愛は見返りを求めないもの、というのを以前聞いたことがあって、納得してるので。
貴子が颯を一番に考えているような人物なら災妃にはなっていなかった。
人間誰しも自分が一番という部分はあると思いますが、物語のヒロイン(いや現実でもそれができたら素敵ですけど)は同時にちゃんと皆を受け入れて愛せなくっちゃ。
白のプリーティアになった姫乃のような心をもてる人はそういないでしょう。だからこそ、白のプリーティアは伝説なんでしょうね。
最終的にはご都合主義万歳、というしかないぐらいの気持ちよい完璧なハッピーエンド。
うん、でも物語の中でぐらいそれでもいいじゃない。見ていて幸せになれるんだから。
ちなみに漫画版はちょっと設定とか違うようです。
まだ1、2巻しか読んでいないのですが、姫乃のおかれている状態はアニメより若干悪い。
そして、リーフェナイツの見た目や性格も微妙に違うので、そういう意味ではアニメとは別の楽しみ方もあるかも?

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