Fate/Zero(4)散りゆく者たち

2023年6月2日

Fate/Zero(4)散りゆく者たち (星海社文庫)
虚淵 玄
講談社
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英霊・キャスターとして限界したジル・ド・レイ伯爵の狂気はついに強大な魔物・海魔を召喚するに至った。
世界の機器が迫る中、他の英霊たちは海魔を倒すべく共闘を開始するが…

セイバーの宝具、風王結界はともかくエクスカリバーの方の最大敵補足が一人というのがちょっと疑問。
まぁ、敵が直線上に何人もいてくれるわけないので仕方ないのか。
GOで全体攻撃になってるけど、あれは直線に並んでいるように見えるもんな;
神様はいる。
そう龍之介が信じる理由は素敵なんだよね。
彼とキャスターのやったことは許せないのに、彼を嫌えない理由の一端がそこにある。
龍之介の最期はあっけなくても綺麗で結構好きだったりする。
この聖杯戦争参加者の中である意味一番求めていたものを手に入れたのは彼なのでは?
未来に続くものを得たのは生き残ったウェイバーであり、言峰かなと思うのですが。
彼の王の軍勢は同じ夢『最果ての海』を目指して進む軍勢だったか。
イスカンダルの夢を解せない者や蹂躙されそれを知らぬまま去った者にとってイスカンダルは災厄だろうけど、なんかいいね。
ロマンがあって。
ギルガメッシュの好みというか、人の愛で方がたまらなく好み。
(カプ的には金剣そんなに好きではないんだけどね。他に好きなカプがあるので)
ランサー陣営が見るに堪えない…それぞれのキャラは好きなだけに;
綺礼はついに自らの中の愉悦に辿り着きそうなところまできちゃいましたね。
切嗣…久々に彼の所業を読むと外道すぎる。今までの行動はともかくランサー陣営への仕打ちはちょっと許しがたい。
優しいからこそ怒り求め切り捨ててきた。故に彼は矛盾を抱き続けねばならない。
そこが彼の魅力でもあるんだけどさ。なんかやるせないわ。
そして、そこは雁也もなんだけど。矛盾してるというか突っ込みどころ満載という点では彼が一番だからなー;
マキリ・ゾォルケン許すまじというのは間違いなく思うんだけど、仕方なかったところもあるし責める気はないんだけど独りよがりなところがどうしようもなくダメな人でそこが魅力でもある。
時臣の思いを知ると、彼が桜を養子に出したことも咎めがたいような…彼は彼なりに娘のことを思っていたのも嘘ではないんだなって。
魔術師って価値観が人間ばなれしてる気がしてたけど、そうでもないのかもと小説読んで思った。
アニメ見ただけだと時臣許せなかったので。

あ行

Posted by tukitohondana

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