桜嵐恋絵巻―雨ひそか

桜嵐恋絵巻―雨ひそか (ルルル文庫)
深山 くのえ
小学館 (2008-11-28)
売り上げランキング: 195,105

源雅遠と詞子姫は互いを大切に想い合うが、互いの家同士が犬猿の仲であるためその関係を周りに明かせない。
しかも、詞子は呪い持ちの姫として周囲に疎まれている。
しかし、ある日雅遠のち乳兄弟の保名にその関係を知られてしまい、同時期に雅遠は盗賊に襲われ…

雅遠の周囲が彼の会いに行っている相手に気付いてからが問題だな。今回からか…
気づく瞬間が来て欲しいような来ないで欲しいような…なんとも言えない気持ち。
やっかいな盗賊がどう絡んでくるのか。
何も知らないであの言動なんだとしたら艶子はいっそ哀れだな。
すべてを知った上でなら頷けるんだけど。
真実を知った時、艶子がどうなるのかも気になる。
呪いの事を除けば優しくて可愛い普通の姫君だからな詞子は。
保名が割りとあっさりほだされてて意外。まぁ、こっちも素直ないい人だからか。
これからは雅遠が出世を目指す物語にもなるのかと思うと胸が踊る。
恋愛面はそう好みではないけど、二人の結婚が叶うのかや雅遠の今後は見届けたいシリーズ。

inserted by FC2 system