アイアンマン

2010年1月19日

 
巨大軍事企業「スターク・インダストリーズ」の社長であるトニー・スタークは自社兵器のデモ実験に参加した日、テロ組織に拉致されてしまう。
新兵器の開発を強要された彼は、敵の目を盗み、戦闘用パワードスーツを作り出し、脱出に成功。
自社兵器がテロ組織に悪用されていたという事実を知ったスタークは、テロを撲滅するために新たなパワードスーツを開発しはじめた。
彼は“アイアンマン”となり戦いを開始したのだが…

スタークと同じ場所で捕虜になったインセンとの間に気付かれた信頼関係や、二人が脱出するために協力する様子は観ていて楽しい。
その分、インセンとの別れは悲しかったです。
捕虜になり事実を知ったことだけでなく、インセンとの出会いもまったスタークが兵器開発をやめようと決意した理由でしょう。

スタークがよくジョークを口にするのですが、そのブラックさ加減が好みでした。
ジャーヴィスが少しずつ人間っぽい皮肉を言い始めて笑いました。
人工知能が皮肉をいうというの好きです。
人とのやり取りもいいですが、スタークと機械のやり取りにがいい。（ジャーヴィスの他だと不器用アームなど）
 
地上戦もいいですが、F-22に追われるシーンも面白くかっこよかったです。
飛行に関しては、実験段階では笑える展開が多かったのに、ここまで綺麗に飛べるようになるとは…
スタークは実験で失敗を繰り返して、凄い完成品を作る。
完成するまでの段階を観るのがまた楽しいですね。

ペッパーが前のアーク・リアクターを捨てなかったおかげでスタークが助かったというのも素敵です。
多機能アームに感情が無いと分かっていても、アームがそれをスタークに手渡してくれた時はちょっと感動してしまいました。
最後はすっきりハッピーエンド。最後の一言までやってくれたという感じ。
弟に勧められるまで興味がなかったのですが、面白かったです。（ついでに物語の最初から最後まで聞いて知っていたのですが、それでも楽しめました）
今年公開の次回作を匂わせるラストでした。ぜひ２も観てみたいです。