天と地の娘―根の国の物語〈1〉

天と地の娘―根の国の物語〈1〉 (角川ビーンズ文庫)
篠田 真由美
角川書店
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平凡な女子高生・叶秋鹿の前にある日突然謎の青年が現れた。
その出会いを境に、秋鹿の世界は変貌してゆく。
そして、すべての世界の始まりであうという『根の国』へ導かれた秋鹿は、彼女が滅び行くその世界を救える存在だと告げられ…

以前新書版を読んだのですが内容がうろ覚え;
秋鹿は損な性格だよなぁ…委員会をボイコットするのはどうかと思うけど、金子とのやり取りを目撃してしまったら関わりたくないとは思ってしまうかも。
その後の一週間は一人で頑張ったけど、これも一人でやったのが裏目に出たのでは。
誰も彼女のやっていることに気づかないかもだし。
天若彦が好みなので彼が主人公の父親だというのは少し複雑な気分。
自分が特別な存在だったならって妄想は子供が抱きがちなものだろうけど、今までの自分の立場が偽りだったと突きつけられるのはキツイだろうな。
特に今まで家族として一緒に暮らしていた人に他人のように接されるなんて…
重い役目を背負い緊迫した空気の中、秋鹿がつきしろの背に乗るための練習過程に和んでしまった。
馬にくらなしでいきなり乗るのは大変だろうなぁ;
私も絶対つきしろの鬣をつかんでしまうと思う。
王の子でありながら微妙な立場の秋鹿と真盾は少し似たような境遇で、性格も旅の友として頼もしいしいいね。
海人部の女は友好的で可愛いけど、先の見通しはよいくないな。
海人部も何か問題抱えてそうだし。
秋鹿ピーンチというところで終わっているので続きが気になる。

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