クローバーの国のアリス ～A Little Orange Kiss～
アリスがある日目覚めるとクローバーの国に引っ越していた。
帽子屋屋敷で滞在している彼女はブラッドのお茶会に付き合ううちに彼の好みを把握するようになっていた。
そして、いきなりブラッドから紅茶の仕入れを任されることに。
そんな中、いつの間にか気安い関係になっていたエリオットに癒しを感じるアリスだったが…
いきなりエリオットが抱きしめたくなる可愛さでした。
彼の耳は引っ張りたくなる。どうしても。
ナイトメアとグレイの会話は吹いた…
ブラッドがアリスに紅茶の仕入れを任すとはよっぽど信頼されてるんだな。
彼の場合、面白いかどうかは重要だろうけど、紅茶に関してはそれだけで仕入れ担当者を選ばないだろうし。
そう考えるとにやにやしてしまった。こういう関係も萌える。
恐いけどブラッドに期待されたり認められるって憧れるし。
揉めても結局エースに道を教えてあげるエリオットが大好き。
なので、二人のそんなやり取りが入って嬉しい。
エースの時計塔での役割を考えると微妙なんですけどね。
嫉妬するエリオットが物騒なんだけど可愛くて萌える。
エリオットは普段可愛い分、ちょっと恐い時がこれまたたまらない。
彼の好意はストレートすぎて狂気じみてるというのがいい。
ブラッドが語るエリオットにアリスを殺すよう命じた場合にエリオットが取るだろう言動にはぞくっときた。
ユリウス絡みの嫉妬が一番萌えたけど。
ボリス、ディー、ダム、ピアスとのバーベキューには和んだ。
結構ピアスも好きかも。
グレイメインの小説ではあまり出番がなかった双子の出番も多くて嬉しい。
青年バージョンにも興味があったので。
エリオットのためや彼を案じる不安を紛らわすためにニンジンブレッドを作るアリスが可愛い。
ついついこのカップルだとエリオットの可愛さに目が向いてしまうのだけど、アリスもやっぱり可愛い。
なんやかんやでエリオットを認めているブラッドもいいなぁ。
彼にとって紅茶より魅力的って凄いことだと思うわけで…
アリスにとってエリオットのそばだけでなく帽子屋ファミリーが居場所になったっていうのは、なんかじーんときた。
ああやっと余所者じゃなくなったんだなっていう。