シスター・ブラックシープ 悪魔とロザリオ

2023年6月2日

喜多 みどり
角川書店(角川グループパブリッシング)
発売日:2010-07-01

16歳の誕生日に悪魔の花嫁にされてしまう。
それを阻止するため男として育った助祭の少女・コンスタンティンだったが、悪魔は彼女を見つけ契約の指輪をはめられてしまう。
善行を積めば指輪が壊せると知った彼女は、正体を隠して伝説の聖女【黒い羊】として悪を倒すことに。
その上、異端者と見なされて司祭ユリエルにまで追われることになってしまって…
コンスタンスの愚痴や猫の姿になってる悪魔とのやり取りにいきなり吹き出した。
こういう二人組好きだ。
男装も女の子が僕っていうのも萌える。
悪魔がヘタレ過ぎて声出して笑った。可愛い。
しかし、コンスタンティンを愛することに決めた理由がなんともいえないな。
ネタ的には面白いけど!
悪魔は猫から人型に戻れた時でも性格はそのままのようでほっとした。
己の正義のためとかじゃなくて、目的のために善行をしようとする主人公っていうのもいいよね。
正直というか分かり易いし。
善人でも悪人でもない。人間らしくていい人なコンスタンティンが好きです。
ユリエルは萌えとはちょっと違うけど好き。
どちらかといえば悪魔のヘタレっぷりとちょっとかっこいい時とのギャップのが好みではある。
マスターランドルフの話はちょっと感動。
ウィルやエドに対するコンスタンティンの言動も。
このシリーズ予想以上に萌え以外の所もツボかもしれない。
ニコラスが色々予想外の人物で吹き出した。
これは不意打ちをくらったわ…レオンもだけどメインっぽい登場人物皆好きだ。
ヒースと彼とコンスタンティンの関係がこれまた好み。
…このシリーズの舞台は“悪徳の街”だから私好みの悪党が今後も出てくるかもしれないな。
楽しみ。
少しずつ見えてくる悪魔の残酷さもいい。
ウィルとエドの友情は応援したいな。
これから彼らがどう街に影響を及ぼしていくのか。その辺も。
悪魔…そこそこ酷い奴なんだけど、憎めない可愛さだ。
エピローグのコンスタンティンとユリエル、悪魔それぞれが微笑ましくて和みました。

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