天翔ける螺旋の乙女(フェアリィ)―ザ・サード〈4〉

火乃香は久しぶりの休暇をとり、ミリィとともにあてのない砂漠の旅へ。
二人の行き先に待ち受けていたのは…
砂漠の伝説の真相、新たな戦いの序章、そしてミリィの内面を描いた物語でした。
お互いが好きなのに、だからこそすれ違い傷つけてしまう。
火乃香とミリィのすれ違いは読んでいて辛い部分でしたが、その後の火乃香もミリィも少し成長して一歩前進した感じで良かったです。
やっぱり火乃香の考え方とか周囲への影響力は凄いですね。
砂漠の伝説関連では、命について考えさせられる内容となっていました。
キャラクターとしてはカムイが好きなので、再登場してほしいなと思ってみたり。
≪再読≫
“パンケーキ”こわい…これきっと遭遇したら食べ物のパンケーキが食べられなくなるだろうな。
いや、生きて帰ることができるかどうかがまず問題だけどさ。
ミリィの心の叫びに胸を締め付けられる巻でした。
謎の男クエス、大戦時の兵器<怪物部隊>(モンスター・トウループ)、スター・シード、完全生物カムイ。
新たに不思議な種族や存在が登場して世界観を広げてくれています。

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