デュラララ!!×9

成田 良悟
アスキーメディアワークス
発売日:2011-02-10

折原臨也に舞い込んだ一つの依頼。
それは闇カジノを探るというものだった。
結果として暗躍する臨也を狙う複数の組織から彼は目をつけられてしまう。
あげく監禁された彼だったが、魔の手は双子の妹にも迫ろうとしていた…
情報屋折原臨也が手にした真実と彼の過去とは?
最初漂う不穏な空気を壊すようなセルティと金之助さんのやり取りに和んだ。
本人たちは真剣なんだろうけど、この二人の会話はどうしても笑ってしまう。
四木さんが敬語じゃなくなる時がたまらない。四木さんが大好きです。
臨也との緊張感のあるやり取りもいいね。
写楽兄妹も興味あるな。どんな関係であれキャラの家族関係を知ったり読むのも好き。
新羅と杏里のチャットはほわっとなった。
新羅は基本的にセルティの友達にはちょっと甘くなると思うんだよね。
理由はどうあれさ。
セルティとの関係は安定してきているので、これ以上二人の邪魔が入らないで欲しいなぁ…物語が終わるまではまだまだ油断できそうにないけど。
中学生の頃の新羅と臨也も変には変だけど、幼いだけまだ可愛げがあるかも。(ある意味今の二人も可愛くて好きだけが、それはそれとして)
この二人の出会いも興味あったので回想が出てきて嬉しい。
九瑠璃と舞流にかかるとどんな人物も可愛くなる気がするな…凄い。
青葉とブルースクウェアメンバーとのカオスな会話に吹いた…物騒だけど面白い。
臨也の変態さというか歪みがよく出てる巻だったな。
記憶には深く刻まれていたけれど、もう出てくるとは思ってなかった人たちが再登場したりして登場人物がすごい数になってきたね。
群像劇ならこれぐらいでいいかもしれないけど。
9巻は臨也だけでなく新羅好きにも興味深く面白い内容だったんじゃないかな。
知れば知るほど彼らの愛って深い。
そして折原兄妹好きだな、と改めて思った。
帝人好きとしてはこの終わり方は美味しいなぁ…ついに臨也やワゴン組以外の大人が帝人に注目しだしたという意味で。
あと毎度、最後のイラストの臨也が可愛すぎてたまらん。

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