パーシー・ジャクソンとオリンポスの神々〈2〉魔海の冒険

シリーズ第2弾。
オリンポスの神ポセイドンと人間の母親の間に生まれたパーシーは、珍しく退学になることなく学園生活を送っていた。
しかし、ある日学校で怪物に襲われてしまう。
ハーフ訓練所に戻ってみるとタレイアの松が何者かに毒をもられて枯れかかり、訓練所は危機に陥っていた。
夢の中でパーシーに助けを求める友人を助けると共にタレイアの松を復活させる魔法の道具を求めて「魔の海」へと向かったパーシーたちを待っていたのは…
1巻を読んでからしばらく経つけど、それを感じさせない引き込まれるような世界観と展開。
前巻の母に続いて今度は友達が敵の手の中に。
約一年間は平穏な日々があったとはいえ、確かに神と人間のハーフは災難に見舞われる運命にあるようだ。
今のところ嫌な奴ポジションのアレスの子供たちだけど、私はアレス結構好きなので今後もう少し出番があると嬉しいかな。
強いけどどこか抜けてるイメージなのでかっこいい出番はなさそうだけど;
とか思ってたらクラリサ(アレスの子供の一人)にまさかの見せ場が!!
クラリサとパーシーたちの関係について期待以上の展開が終盤にあってすっごく嬉しかった。
仲の悪い者同士が協力して…という展開は燃えます!
今まで友人ルークの裏切りについてそんなにショックを感じなかったけど、知り合ったばかりだったパーシーと違ってアナベスのが辛かったんだよなぁ…と再確認。
一緒に旅した仲間だったんだよね。
自分の致命的な欠点について語るアナベスに対してパーシーが取った言動とクラリサにあれを託した場面を読んでパーシーのことがもっと好きになりました。
パーシーの兄弟であり新たな仲間となる存在が現れただけでなく、クラリサとの関係にも変化がありラストのまさかの出来事。
今後がますます気になります。

ら行

Posted by tukitohondana

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