赤目姫の潮解 LADY SCARLET EYES AND HER DELIQUESCENCE
タイトルからして百年シリーズとは関係ないのかな?と思いつつ合本版に入ってたので読んでみた。
赤目姫の存在がなんともミステリアス。
鮭川と篠柴の関係なんか分かるような…実際会うと苛立たされるんだけど手紙だと長く続く関係。
人には合った交流手段や距離感があると思う。
世界観や出てくるキーワード、人と人形の違い、電子の中で生きていて体が無くても人間なのか?という疑問の辺りは百年シリーズとの繋がりも感じられる。
ただ、どう解釈するかが難しい。
会話内容とか登場人物は森さんの作品だなぁと感じられるので好みなのだけれど難解だった。
解説を読んでいてWシリーズにも興味が湧いてきたので読んでみたい。