迷宮百年の睡魔 LABYRINTH IN ARM OF MORPHEUS


独自の文化を持った閉鎖的街が今回も舞台。前作と違うのは住民の対応かな。敵意はないけど関わる気がない雰囲気が。街自体が回転していて中は迷路のようになってるのがSFミステリ的にはワクワクする。

ミチルの思考はやはり心地よい。基本穏やかなミチルがロイディには執着を見せるところがまた好き。アキラの死やミチルの肉体の死が彼から生への執着を失わせた。けれどまだミチルにはロイディがいる。でも、そのロイディが人では無いのでドライともとれる言動をするのがいいんだよな。それなのにジョークを言ったりするギャップもいい。

メグツシュカとロイディの会話も良いなぁ。ミチルと離れていても(厳密には離れられないが)ロイディにも意思があると感じられるのがよい。

クローンについては、そんな真相があったんだったか…ミチルの存在は色々特殊だな。だけど、このシビの街では異質な存在ではなかった。前作も壮大な実験が行われていたけど、今回もなかなか…考えようによっては殺人ではなかったから人騒がせな事件な気もする。

そうそう、最後一緒に行動するウォーカロンが増えたんだった。与えられた目的も興味を引かれるものなので次巻が楽しみ。

森博嗣講談社

Posted by tukitohondana


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