トゥルーブラッド5 暗闇の狙撃手

シャーレイン・ハリス
ソフトバンククリエイティブ
発売日:2010-06-22

ボン・タン周辺でシェイプシフターが銃撃される事件が発生していた。
サムもまた銃撃で重症を負ってしまい、エリックにバーテンダー兼用心棒を派遣してもらうことに…
自由に動けない苛立ちからサムはスーキーと喧嘩を繰り返すが、それによって二人の距離は縮まっていく。
一方、スーキーは狼人間のアルシードに新たな群れのリーダーを決める儀式に立ち会うよう頼まれて…
またまたスーキーの周囲で問題や事件が続きます。
何か起きないと物語にならないとはいえ、不憫過ぎる;
前巻の出来事によって複雑化している人間関係。(スーキー以外は皆人間ではないけれど)
エリック、アルシードと気まずい状態なのに上司のサムとまで揉めるという…
かつての恋人ビルは頼りになるわけもないし…今回もスーキーは悲惨かも。
スーキーがとにかくもてまくってます。
今までに親しくなった男性がそれぞれ再接近。
…まぁ、それが余計に話をややこしくしている気もしますが;
それにしても…ビル、サム、エリック、アルシード、カルヴィン、随分増えてきたなぁ…
見事に人間が一人もいない辺りに苦笑。
本人が不本意ながらも役に立ってしまうから利用されちゃうんですよね…いいんだか悪いんだか。
いや、もちろんスーキーを利用しようとする彼らには怒りを覚えることもありますけど。
ほうきとちりとりで掃除をさせられるエリックに笑いました。
その前後の話も面白かったし、やっぱりエリックが一番好きだわ。
あと女性キャラだけどパムが三巻あたりから大好き。
今回も身も心も疲れ傷ついたスーキー。
ラストで新たな厄介事の予定までできてて、気の毒だけど続きが楽しみで仕方がないです。

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