数の女王


数をもとにしたファンタジー。身近なものが題材なのが面白い。数学苦手でも楽しめる。
運命数という数を持って生まれてくる人々が暮らす世界が舞台。
主人公の立場が悪い物語は多いが、王妃がとにかくわかり易すぎる悪人でびっくりする…そりゃいつか失脚するわ。
いくら特別な存在でも敵を作り過ぎてる。

三割ぐらい読んだところですでにクライマックスかという内容で不安になってた。だってもっと凄い出来事が起きるってことだもんな。

詩人、どう考えてもあやしすぎるのに王妃が彼を疑わないのは正気じゃないからだよなぁ。
ただ、人間関係においての話は私も読んでて痛いところが多々あり、王妃も責められんよなと思った。
他人に何かをされた時にどう行動するかは、その相手がどんな人間かは分けて考えた方がいいっていうのは本当そうだよな。
相手が悪い人だからといって自分も悪意ある行動を返す必要はないよで。逆もしかり。

優先順位は大事よな。王妃みたいに極端なのは問題だけど、大きな目的のためには感情を優先している場合でないこともある。
大嫌いな人を必要だから助けたナジャの心からの叫びはよかった。

最高神の数ってそいういうことか…ええ、これ王妃がバカみたいじゃないか。
いや、現実でも不老不死を求めて得られなかった人々は存在したみたいだから、仕方ないのかもだけどさ。

か行

Posted by tukitohondana

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