異世界取り違え王妃
異世界取り違え王妃 (レジーナ文庫)posted with amazlet at 19.08.14小田 マキ
アルファポリス
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就活がうまくいかずに悩んでいたエリは、虹色の大蛇によって異世界に召喚されてしまう。
異世界で出会った国王候補のデュカリアルはエリの運命の相手で王妃候補だという。
デュカリアルが即位するには二人が力を合わせる必要があるらしいと聞き嫌がるエリだったが…
面接官も酷いし、何より隆史ひどくないか…皆勝手だなぁ。
キャサリンさんのテンション高いな。
家族や友達との関係が良好なのはいいことだけど、これから異世界へ行くとなるといいような悪いような。
エリがデュカリアルに対して抱いた感情も言ってることも正論すぎて納得しかなかった。
エインガナ、どうせ奪うならエリの記憶にすればよかったのでは。
人権侵害はするけど、絶対デュカリアルと結婚しないといけないならそれもありな気がする。
エリとデュカリアルは皮肉のいいあいが好みでした。こういうコンビ好き。
どう仲良くなっていくかが気になるので。
レーラ＋エリいいな。微笑ましい。
デュカリアルの印象が悪い中エリのよさが際立つ。
アレクサンドルといレーラといい他が割といい人なので、デュカリアルが悪目立ちしてしまうんだよな；
でも、二人が打ち解けていく過程が自然でよかった。
アレクサンドル楽しそうでいいね。こんな年のとりかたしたい。
後半が順調に進みすぎてちょっと物足りない。
仲良くなるイベントというか理由はすごく納得なんだけどね。
身分差とか異世界トリップゆえの異文化交流みたいなのがみたいなら、なんか違うかなという感じ。
婚約した王子様が実は庶民的でしたという内容。
これはこれでありなんだけど、今回はちょっとデュカリアルがあまり好みではなかったのかも。
デュカリアルが実はできた人すぎて最初印象が悪かったのを差し引いてもお釣りが来るのではと思った。
（しかしあまりできた人物は男性キャラとして好みではない）
エリが日本に帰るのを考えなおした方がいいと感じるのも自然な展開。
デュカリアルが過去に王になりたくなかったというのは人間臭くていいと思う。
デュカリアルとエリはある意味天然カップルという雰囲気なのはいいな。
キャラ単体だと好みじゃないけど、カップルとしては好きかも。
あと異世界の料理が口にあったのは大きいんじゃないだろうか。
料理が合わないのってすごいストレス感じると思うので。
ラスト出てきたファプロチュニカという眷属神がツボすぎる。
この世界の神様面白いな。もっと出てきてほしかった。
まぁでも言ってたことは重いような気もする。
嫌な記憶のおかげで優しくできることも、受け入れられることも、許せることも、頑張れることなんかもあるもんな。
全体としては世界観が好みな物語でした。