レッド・ドラゴン〔新訳版〕 上

レッド・ドラゴン〔新訳版〕 上 (ハヤカワ文庫NV)

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早川書房
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満月の夜に起きた連続一家惨殺事件の犯人像の手がかりを求め、元FBI捜査官のグレアムは犯罪者病院に収容されている殺人鬼・精神科医レクター博士に助言を求めた。 しかし、それが犯人を刺激してしまい…

羊たちの沈黙のほうが流れるように読めたな。頭に入ってきやすかったというか。あとにならないと必要だったとわからないシーンが多いためもあるかもだけど。

ドラマ版ハンニバルと同様の能力を発揮するウィル・グレアム。映画版だとちょっと印象違うと思ったんだけど、あれも見進めると同じような人物なのかな…だいぶイメージ違うので驚いて続き見れてないんだ。

ドラマ版でブルーム博士とラウンズが女性なのは、現代っぽさを出すためもまるのかな。ラウンズの強引さと腹の立つ言動はこっちも相変わらずっぽい。チルトンも。

チルトンのどうしようもなさは小説の羊たちの沈黙でも健在だったけど。原作ではウィルとチルトンはレッドドラゴンで初対面か。それに関してはウィルにとって幸いだったなと思う。

レクター博士と比較してしまうとこちらの犯人は一般的なイメージの狂人に近い気がする。

ウィルとウィリーの関係が正直心配だったので、正直に自分の考えと事実を伝えあう二人を見てホッとした。ドラマ版とは違った形であってもウィルが苦しんだ過去は変わらないので、彼には幸せになってほしい。

ウィルもジャックもラウンズには思うところがあっても、力を借りることに…という展開か。そういえばドラマ版でもそういう話あったな。

おとり捜査まで行っているのにまだ上なので、この犯人も簡単には捕まらないのか。それがちょっと意外。

は行早川書房

Posted by tukitohondana

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