ドラマ版ハンニバル

HANNIBAL/ハンニバル DVD BOX
HANNIBAL/ハンニバル DVD BOX

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KADOKAWA / 角川書店 (2014-11-07)
売り上げランキング: 5,200

昨年中にシーズン2まで見終えたので感想メモ。

まずハンニバルシリーズとマッツ・ミケルセンが好きな方にはおすすめ。
1期はシリーズではおなじみのジャック・クロフォードと犯罪プロファイラーのウィル・グレアム、ウィルの精神鑑定を依頼されたレクター博士の主に三人が事件を追っていくという内容です。
レクター博士とウィルの関係がとにかく最高。
事件モノですがウィルの見立てが実際の犯行の様子とほぼ一致していることが多いため推理要素は皆無。
犯人が分かっているのに捕まえられない怖さとイライラが楽しめます。

1期の途中から2期前半はレクター博士を疑っている人が少なすぎてイライラしてました。ウィルが気の毒過ぎて…
それでも見てしまうのは、マッツ・ミケルセン演じるハンニバル・レクターが魅力的だという理由が大きいです。
真相に気付いても危険な目に合いそうな人ほど早く真相に気づき、ジャックとかには証拠を見つけられないように行動する博士の手際の良さが芸術的。
小説版や映画版と設定が異なる箇所が多々あるので、そこは事前にチェックするか気にせず見たほうがよさそう。

ウィルが少しずつ病んでいく過程の表現が見ていて辛い。そのため、気持ちに余裕がある時に見たほうがいいかも。
ウィル視点で見ると、なんでそんな行動をとるのか、なぜ信じてくれないのかと感じる登場人物が多い。
ただ、その信じてくれない人物の視点で考えると、レクター博士を信じてしまうのもウィルを疑ってしまうのも納得できる。
シナリオが素晴らしいと思う。
ウィルの共感の能力も、ちょっといきすぎている気はするけれど物語としては面白い。

あれは人肉なのでは…と思いつつもレクター博士の作る料理は美しく美味しそうなのも見どころ。
料理シーンも含めてとにかくレクター博士の言動が魅力的で素敵でした。
お金に余裕がある時にBlu-ray BOXが欲しい。

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