召喚士マリア5 偽りに悲しみを、叶わぬ願いに真実を。【再読】

【内容と前回読んだ時の感想メモはこちら】

召喚士マリア5 偽りに悲しみを、叶わぬ願いに真実を。

うーん、イエルかっこいい。これはマリアがファザコンになるのも仕方ないか。
フレイムにもイエルに似た目を見るとドキッとするぐらいだしな。
マリアがガルドを敬愛するのは自然な流れ。
ただ、ラストを知っていて読むとこの時点で辛い。
ガルドの正体の件がなければ、フォルカー小隊もバランス良くて好きなチームなんだけどな。
フォルカーの軽さもエルフのミッチャムの言葉遣いも面白いし。
後にフォルカーの酷薄な面を出したことでガルドへの疑惑の目が向きにくくなっていたのもいい。
軽い感じで頭脳派な隊長いいね。

ドラゴンの背中に乗せてもらうシーンではマリアとガルドの距離が縮まったのを感じた。
ラストを知らなきゃときめいてたなぁ…

あまりモンコレで戦争を意識したことなかったけど、戦争もあり得るんだよね。
召喚術士も戦略クラス級みたいな言い方が出てたし。そうなると召喚獣は兵器と一緒か。なんだかなぁ。

マルコキアスが大切なものを失ったのも戦争だものな。
マルコキアスの抱く憎しみも、ガルドを失っただけでなくなりすまされていたことでフォルカーが感じる怒りも、どちらも仕方ないもので理解できるだけに辛い。
最後の戦いは分かっていても涙なしで読めないわ。
マルコキアスの最期のセリフとか、マリアの心情を理解しているフレイムの態度もまたいい。
うわぁ、好きってなる。この巻と最終巻は好き過ぎる。

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