ヴィクトリアン・ローズ・テーラー 恋のドレスと湖の恋人
ヴィクトリアン・ローズ・テーラー 恋のドレスと湖の恋人 (コバルト文庫)
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青木 祐子
集英社 (2010-10-30)
売り上げランキング: 433,890
集英社 (2010-10-30)
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マクダフ城を無事脱出したクリスとシャーロックは、安宿に身を潜める。
シャーロックは改めてクリスを愛していることに気づき、階級の差を超えてクリスと一緒になる決意をする。
一方、マクダフ城で行方不明になったリンダ・パレスは、クリスの留守を守る『薔薇色』のパメラのもとに現れて…
自分のせいだと思うのが傲慢なことなんだと、私も気付いてなかったなぁ。
最近、そういう内容をよく小説で目にして反省してる。
自分ならなんとかできたのでは? と思っているから、悪い結果をじぶんのせいって言えるんだものね。
宿屋の主人とシャーリーの会話が微笑ましい。
こういう店主いいよねぇ。いい宿屋に泊まれたみたいでよかった。
シャーリーを説得するアントニーがいつになくかっこよく思えた。
頼りなく思う時もあったけど、誠実でいい男だよね。
パメラのことを思うとイアン先生のアフリカ行きはショックだったなぁ。
イアン先生らしいけど、パメラを思うと…
フローラの事件の裏でこんな動きがあったとは。
アイリスの愛情はなんか分かる気がする。これを愛と言っていいのかは難しいところだけど。
今回はシャーリーとクリスの幸せそうなシーンが多くて読んでいて幸せでした。
クリスとの距離で葛藤したり、嫉妬しているシャーリーが面白…可愛くて大好きなのでによによできる場面もいっぱいあるのも楽しかった。